読書

おすすめ完結マンガ。熱いとはナンだ?「ひゃくえむ」

2021年1月から、麒麟の川島さんとかまいたちの山内さんが、マンガ沼という番組を始めています。

ちょうどその中で、完結したマンガで手頃な巻数で読める漫画を紹介していました。そこで紹介されていた「ひゃくえむ」という漫画を一気読みしたので紹介したいと思います。

私は、スポーツもののマンガが大好きで、子どものころから何冊も読んでいますが、このマンガは特に面白かったです。

スポーツマンガは、下手な主人公が挫折しながら成長してスーパースターになるのがほとんどですがこのマンガは違います。

最初からスーパースターで才能に満ち溢れています。才能のある人はどんな苦労があるのか。どこが自分のピークなのか。そして現実を知った時、彼はどうするのか。

とにかく熱い、熱いマンガです。

みなさんの読むきっかけになってくれれば嬉しいです。

「ひゃくえむ」のデータ

「ひゃくえむ」の基本データです。

  • 作者:魚豊(うと)
     ※鱧(はも)をへんとつくりに分けたそうです
     ※2021年マンガ大賞第2位の「チ。―地球の運動について―」の作家さんです。
  • 巻数:全5巻
     ※4巻に読み切り2話入っているので、実質は4.5巻分の分量。1巻あたり195ページ。
     ※読みきりの作品の「佳作」も同じような面白さがあります。
  • 掲載雑誌:マガジンポケット
     ※少年マガジン系のWebマンガ
  • 私の一気読み総時間:126分(約2時間)

ちなみに私は、UNEXTで電子書籍で一気読みしました。最大で40%還元されるのでおすすめです。

あらすじ

主人公は、トガシという生まれつき足の早い男の子で、全国1位。彼は、足が早いことで全てを、手に入れた。

小6の時に転校してきた小宮に出会う。土手を走っていた彼の走る理由は気が紛れるから。そんな小宮にトガシがかけた言葉によって小宮の走る理由が変わる。運動会の出来事がトガシと小宮を変え、熱が生まれる。

そんななかもう一人の天才仁神が職業体験に学校にやってくる。その前では走るトガシと小宮。仁神からのアドバイスは二人に衝撃を与える。

トガシと小宮は100mあるトンネルでレースを行う。そこで恐怖と熱を感じるトガシ。怪我をしてしまう小宮。小宮は転校してしまう。

中学でもトガシは一位を取り続けるが、後ろからくるものとの距離の縮まりを感じ、高校では陸上の強豪校には入らない。その高校では、アメフト部が優秀で勧誘を受けるトガシ。アメフト部と陸上部は因縁がある。そんな中、トガシは一旦アメフト部への入団を決めるが、運動会でリレーで勝負することに。リレーメンバーが足りない中、引きこもっている部長のところに行く。その部長は何と仁神だった。仁神が教えた柏木はメキメキと頭角を現し、仁神を挫折させる。
仁神とトガシはあのトンネルで勝負をする。その勝負で得られた熱は仁神を復帰に導く。陸上メンバはリレー戦に向け練習をして、運動会当日を迎える。


リレーでは、一走、二走と一位をキープ。いよいよトガシの番。快調に飛ばすトガシ。そこでアクシデント発生。最後の仁神が400mを走ることに。アメフト部のアンカーは、仁神が走りを教えた柏木。デッドヒートを繰り返し勝ったのは・・・。

陸上部は存続し、仁神とトガシはインターハイで全国大会へ。地方予選が行われる中とんでもない記録がでた。日本陸上界100mの絶対王者財津の記録を超えた1年生が脚光を浴びる。それはあの小宮だった。

転向した小宮は新天地でも陸上を続けるが中学での成績は振るわない。陸上へのあこがれはつづき、高校では陸上の強い学校へ進学。一般枠で陸上部の門をたたく。50mまではかなりのスピードを見せる。しかし、そこからあのトンネルでの怪我でのトラウマがよみがえり記録は平凡なものに終わる。何とか補欠で合格し陸上部へ。この陸上部は、あの財津の出身校で財津が講演にきた。この講演で質問をする小宮。財津の回答がトラウマを消すきっかけになる。

インターハイの決勝は依然無敗のトガシと小宮が同じ舞台に立つ。小学生の時のトンネルでの競争をトガシに思い出させる。そして結果は・・・。

競争の舞台は、日本陸上に移る。社会人になり契約更新すら危うくなったトガシ。同じ陸上部には万年2位の海堂と新年会で対話する。海堂の「何の為に」という言葉に自分なりの答えを出し都内の某大会で2位という記録を出す。

自分なりの答えで久々に、いい結果が出てその事を海堂に話す。海堂はその話に違和感を感じ、改めて対話する。その言葉と、自分なりの答えを反芻するトガシ。そして、肉離れを発症し日本陸上への出場辞退を医者から勧められる。それを受け入れるトガシ。会社からは契約書に、記載の日本陸上出場出来なければ解雇を元に契約を、解除通告されてしまう。

公園で自分の人生を振り返るトガシ。目の前には二人の小学生が走りについて議論している。ふとアドバイスをするトガシ。二人にかけた気楽でいいんだ人生なんてかけなくていいという言葉に自分で涙してしまう。そして、現実が一気に襲ってくる。トガシは、めざめ、日本陸上に出場する。

準決勝前、財津と小宮が出会う。記録だけを追い求める小宮。それを惨めだという財津。誰かと競って勝った一位こそ偉大だという財津。準決勝は、小宮、財津、海堂の実質上の決勝戦。小宮と財津に注目が集まる中、記録を気にせず財津に勝とうとした海堂が現実を追い越す。しかも、記録も歴代2位。記録を追い求めた小宮の心境は複雑だ。

日本陸上決勝。トガシと小宮は対話する。何のために走っているのか。目覚めたトガシの答えは明確だった。

いよいよ決勝がスタート。わずか10秒のレース。そこで気づくものは・・・。

熱いとはナンだ!

このマンガは、なんと言っても熱いとは何かを追求しているところが心ひかれます。

私もそうですが、本当に熱くなれるものって中々見つけられないです。

どんなものであっても、熱いものを、見つけて取り組んでいる人には心ひかれてしまいます。

私が問いかけられたのは

  • 自分にはこれしかないと感じた事はありますか?
  • これしかないと思った事を突き詰める事はできますか?
  • 早い段階で咲いた才能を続けることはできますか
  • 努力し続ける事は才能ですか

でした。

おすすめの読者

  • スポーツマンガが好きな人(王道ではないが絶対ハマります。)
  • 何がやりたい事なのかわからない人
  • 小さい時から才能があると言われた人
  • 自分には、これしかないと追求しようと思っている人

まとめ

まとめです。

  • 一気読みするのにちょうど良いスピード感と分量です
  • スポーツマンガ大好きの人には超おすすめです
  • 人生を考えるきっかけになります

最後まで頂きありがとうございます。

参考になったら嬉しいです。

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