2018年から、健康的になりたいと思い睡眠時無呼吸検査、人間ドックを受けました。
結果ことごとく、病気が見つかり治療に励んでいます。
睡眠時無呼吸検査を受けたきっかけは、なんと言っても仕事中にふと眠くなり気を失う事が続いたからです。自分ではどうにもならなくなりました。
たまたま、ゴッドタンを見ていて劇団ひとりさんが「シーパップをつけてから世界が変わった」と絶賛したのを見て決意しました。
今回は睡眠時無呼吸検査とCPAPについてご紹介しようと思います。
参考になればうれしいです。
私の場合の症状
私の場合の症状としては
- 夜、秒で寝ることができる
- 会議中や仕事中ちょっとつまらなくなるとウトウトして一瞬寝てしまう
- いびきがひどい
- 車や電車に乗っている時すぐに寝てしまう
- 睡眠トラッカー(FitbitやApple watch)が反応せず、1回も記録されない
- 寝起きが辛く、心臓がドキドキする
- 寝て2時間置きにトイレに起きる
という事が症状として起きました。
これらに当てはまるもものが多い方は、ぜひ受診をおすすめします。
睡眠トラッカーが反応しない事には驚きました。不良品かと思ったのですが、妻がつけた場合にはちゃんと反応していたので不良品ではなかったのですが、当時はなんだこれと思いました。機械は正確でした、、、。
病院探し
まず最初に病院探しをする必要があります。今では睡眠時無呼吸やCPAPで探せば容易に見つかります。
検査で睡眠時無呼吸と診断された場合、毎月通う必要があるので通いやすいところを見つけるのがポイントです。
睡眠時無呼吸検査
まずはじめに診察スケジュールについてです。
- 1日目:初診、当日の夜簡易検査(自宅)
- 2日目:再診、検査結果の判定、確定の場合はCPAPが手配される
- 3日目:CPAPメーカーから電話があり、受渡し日時確定
- 4日目:CPAPメーカーが来て取扱い説明
睡眠時無呼吸検査をしてもらうためにはまず病院に行って問診を受けます。
私の症状を話したところほぼ確定だと思うといわれましたがすぐに簡易睡眠時無呼吸検査を受ける事になりました。
簡易睡眠時無呼吸検査は、自宅で付けて眠る事になります。付け方は、ちょうど使用したメーカーと説明動画があったので参考にしてみてください。
私の場合は、妻が臨床検査技師で病院でやる本格的なものを取り付けたりしているのでやってもらいました。さすがプロ!楽ちんでした。
翌日その簡易検査キットを持って病院に行きます。その時の解析結果がこれです。
もう、見た瞬間にお医者様がかなりひどい!と太鼓判です。
無呼吸低呼吸指数(AHI)とは「Apnea Hypopnea Index」の略です。1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数となります。
- 5~15回・・・軽度
- 15~30回・・・中等度 ※睡眠時無呼吸症候群
- 30回以上・・・重度 ※睡眠時無呼吸症候群
検査の結果によっては、より正確な検査が必要らしいですがもう私の場合はそんなの入りませんでした。私の場合は、62.8回で重症の中でもかなりの重症なのですぐにでも開始しなければならないという事ですぐに、CPAPの機械を取り寄せて月曜日には届くように手配となりました。
初診が、金曜日で即日検査して、土曜日に検査結果を判断して月曜日から治療開始でした。
CPAPの機械はメーカーの人が説明と合わせて持ってきてくれます。夕方でも都合をつけてくれました。とてもありがたかったです。
取扱いはとても簡単で特にいじるところはありません。
マスクの付け方とフィットのさせ方を教えてくれます。フィットさせる為は鼻の上側のヒモが重要です。これが緩いと空気が漏れます。
CPAP
CPAPはこんな装置です。
- 販売元:フクダ電子株式会社
- 製品名:AirSense 10 レスポンド
フクダ電子のAirSense 10レスポンドという製品です。実際の製造元
どこに出かけるにも、もって行くものです。コンパクトにまとめられます。
メリット
私が考えるメリットは、なんと言っても眠りの深さが全く違う事です。
今までとは違い日中全く眠いという事がなくなりました。寝ている時間は変わらないのですが本当に体験した時は画期的でした。
デメリット
デメリットは、コンパクトとは言え、常に持ち歩く必要があるので荷物がどうしても1つ増えます。
CPAPを使い始めたら、使わない時に体験する息苦しさがどれだけ辛いかがわかります。ふと、CPAPを使わないで寝てしまうと本当に死ぬんじゃないかと思います。
注意点
私の場合、次のような困り事がありました。
- 鼻が痛くなる
- 口が開きのどが乾く
- キャンプ場に持って行く時には電源が必要
以降で詳細に説明します。
鼻が痛くなる
CPAPは鼻から空気を強制的に入れます。夏はいいのですが、乾燥している時期や冬は最悪です。乾燥していたり、寒いと鼻が冷たくなりかなり痛くなります。
私のとった対策は2つです。
- CPAPの付属品の加湿機を注文
- チューブ部分を抱いて寝る
鼻が痛くなる人は結構多いらしく、CPAPの付属品として加湿器がつけられます。
加湿の量を調整する事が出来ます。加湿方法はヒーター型です。加湿量が多いと水滴かマスク内に出来てしまいかえって不快ですので注意が必要です。
また、使用できる水は精製水にする必要があります。とはいえ、旅行先など一時的な使用であれば水道水やミネラルウォーターを使用しても大丈夫です。ドラッグストアに売ってはいますが量が少ないのと高めなので、ネットで買うのがおすすめです。
水道水から作るものもあります。コスパはいいのですが、メンテナンスが大変なのと部屋用の加湿器と違ってそんなに大量に水を消費しないので一回に作る量が合いません。出来た精製水もそのままにしておくと衛生的に良くありません。
そこで、私のおすすめはこちらです。
この商品では、コック付きとコックなしがあるので購入時は注意が必要です。
最初は必ずコック付きを書くことと、コックの蓋の部分が何度も使っていると切れてしまいます。値段も100円も違わないので私は毎回コック付きで買っています。
こちらはすでに除菌済で水が汚染される事もないので、安心して使えます。しかも量も選べて自分の消費ペースにあわせてコントロールできます。1ヶ月程度で使い切れる5Lのものがおすすめです。
CPAPの加湿器はヒーター式なのですがチューブを通ってくる間に冷えてしまいます。冬場になるとチューブ内に水滴が出来たりもします。
私の場合は、布団の中に入れて布団の中の温度で温めています。ちょうど自分の体温に近いのでいい感じになります。
口が開き喉が乾く
CPAPをする前からいびきが大きかったので口を開けて寝ていましたが、CPAPをしてからも口が開いていました。口が開いているとまだ息苦しい事があったのでなんとかしたいと思いました。
ちょうど、ナイトミンという口を止めるテープがある事がわかり早速使ってみました。
使い始めたところ、快眠度がかなり上がりました。今でも解決していないのですが、以下のようなデメリットもあるので色々試してみると良いと思います。
- ナイトミンをつけた後唇がベタつく
- 剥がす時に唇が引っ張られて少し痛い
キャンプ場に持って行くのには電源が必要
今までで一番困ったのはキャンプをした時でした。ホテルとかは電源があるので問題ないのですが、キャンプ場に泊まる事になった時には事前確認が必要です。
いろいろとネットを検索しました。よくキャンプに行く人は買ったら良いと思いますが、私のようなにわかキャンパーにはとても高額です。私が使用したのはこちらです。
私の場合は、「モノカリ」さんからレンタルしました。
他の電源でも良いと思いますが、選ぶ際の注意点は以下の通りです。
- 正弦波の電源を選ぶ
- 宿泊日数に合わせた電源容量を選ぶ((消費電力/10)×睡眠時間×宿泊日数が目安)
- レンタル期間を返却日時を考慮した日程(滞在日数+3日)にしておく
正弦波の電源を選ぶ
ポータブル電源を医療機器で使用する場合は、出力波形を確認しておく必要があります。CPAPは家庭用の電源から給電するので電圧がなめらかに変化する正弦波を前提に製造されています。矩形波や修正正弦波を使ってしまいますと、故障や劣化につながってしまいかねませんので必ず出力波形を確認しましょう。
宿泊日数に合わせた電源容量を選ぶ
ポータブル電源容量を宿泊数に応じて決める必要があります。CPAPの取説から消費電力を計算します。AirSense 10の場合、24V 3.75Aなので90Wになります。これは最大なので7時間睡眠すると、630Whとなります。私の場合は1泊だったのでここから626Whのものを選びました。実際に使ってみると1メモリ程度しか減っていませんでした。目安として1日の使用料としては平均すると10分の1ぐらいと見積もれば良さそうです。計算式としては
(消費電力/10)×睡眠時間×宿泊日数 (Wh)
レンタル期間を返却日時を考慮した日程にしておく
レンタルする場合は、返却日を考慮した日程にしておく事が必要です。レンタル会社に到着した日が返却日になります。コンビニから郵送で送り返すのですが、すでに集荷が終わっていると1日ずれてしまいます。私の場合は、1泊2日でレンタル期間は4日間としていました。帰宅してから、郵送手続きをしたのですが既に集荷が過ぎてしまっていて1日延滞となってしまいました。ですので滞在日数+3日でレンタルするのがおすすめです。
毎月の診察
毎月の診察は、最初の頃は設定があっているかを確認するためお医者様に診察してもらいます。診察時は、CPAPの機械からSDカードを取り出して持っていきます。
SDカード内に使用状況が記録されていてそれが次のような形で印刷され渡されます。検査時とAHIの値が大きく違う事がわかります。
使用前:AHI 62.7回 -> 使用後:AHI 1.3回
3ヶ月すると診察代だけを毎月払いに行って結果だけをもらうようになります。診察は無くなりますが、使用状況のグラフが作成されるまで30分程度待ちます。
CPAPは、レンタル品になりますので毎月の病院通いが必須となります。
毎月の治療費(診察代)
ここからは、毎月の治療費(診察代)を説明します。
診療明細公開
こちらが私の毎月の診療明細になります。
毎月の支払いは3割負担で4,430円
になります。
医療費控除申請がおすすめ
CPAPをすると年間で、約5万円の医療費がかかるようになります。
医療費控除は、総所得金額が200万円を超える場合、支払った医療費が10万円を超える分について受けられます。
半分を使う事になるので医療費控除を受けられるようになる人も多いと思いますのでぜひ、医療費の総額を確認してみてください。
まとめ
まとめです。
- 日中の眠気に困っている人は睡眠時無呼吸検査を受けよう
- 睡眠トラッカー(Apple watch、Fitbitなど)が反応しない場合は睡眠時無呼吸検査を受けよう
- CPAPを使い始めたらどこに行くにも、荷物は増えるけど携帯しよう
- CPAPをレンタルする時は加湿器のオプションを付けてもらおう、鼻の痛みが軽減される
- CPAPの加湿器に使う水は精製水が必要
忘れた場合や旅行先など一時的であれば水道水やミネラルウォーターでも大丈夫 - 口が開いてしまう人は、ナイトミンを使って口を塞ぐとより眠りが深くなるのでおすすめ
- 冬場は冷たい空気で鼻が痛くなるのでチューブを布団の中に入れて抱いて寝ると空気が温まり鼻が痛く無くなる
- 年間で診察料が5万円ほどになるので医療費控除が使えるか確認しよう
参考になったら嬉しいです。