本が苦手な小学生にも読みやすいマインクラフト小説の第三弾「かいていのひみつ」を紹介したいと思います。前2作の「ゲームにとびこめ」「コウモリのなぞ」を読んでいなくても読めます。こちらは単独で面白い小説になっています。海の中での主人公達の行動がとても楽しくワクワクします。また、環境問題についても書かれています。今回は「サンゴ」です。また、環境問題に対する取り組みの仕方についても勉強になります。
第一弾、第二弾のマインクラフト小説も紹介していますのでよかったら読んでみてください。
高学年、大人向けのマインクラフト 小説は以下で紹介していますのでよかったら読んでみてください。
あらすじ
舞台は、小学校。主人公は第1・2作と同じ5人の同級生。
いつもの特別なVRゴーグルでマインクラフトの世界に入る5人は、月明かりの下でウミガメの誕生をみている。夜であることをすっかり忘れている5人のそばに4体のゾンビが迫る。冒険に慣れてきた5人は難なく倒すが、もう一体の溺死ゾンビをウミガメの赤ちゃんから引き離すためにハーパーは森の近くまで下がると今度は、クリーパーに襲われ爆発され吹き飛ばされる。なんとか生きているハーパーに皆喜ぶ。この爆発で、飛んだ先にあったものはなんと難破船!
難破船の中にあるチェストにはお宝が入っているはず。5人はチェストを探す。チェストの中にあったものは「宝の地図」。宝の地図には海の向こうまで書いてある。しかも、同じチェストの中には水中呼吸のポーションも入っている。できすぎていてどう考えても怪しいと思う5人。それでも、力を合わせてこの場所に向かうことを決める5人の冒険が始まる。
現実の世界とマインクラフト の世界の問題は5人に何をもたらすのか。
感想
海底での5人の冒険シーンは、とてもスピード感がありハラハラドキドキの展開でとても面白いです。マインクラフト の世界でも、なかなか海底に潜っての体験は少し上級者にならないとできないので憧れがあると思います。マインクラフトを始めたばかりの子供達は憧れの世界に胸をときめかせるのではないかと思います。
もう一つ忘れてはならないのが、環境問題に対する子供達の取り組みです。この取り組みの中である問題が起きます。そこで、本書に出てくる主人公や同級生の行動にはとても考えさせられます。詳しくは、ネタバレになってしまうので書きませんが是非読んでみるといいと思います。道徳の授業でも題材にできそうな内容です。
この本で、環境問題(サンゴの再生)が学べる
この本では、環境問題が学べます。理科の授業で「サンゴ再生計画」が行われます。特別なVRゴーグルを作ったドクはこの本の中では、サンゴ礁が死にかけている問題と復元させるための方法を伝えます。その中でサンゴを育てて海に返すことを生徒と始めます。
この、サンゴ再生計画についての取り組みを通じて起こる問題とその解決方法がこの本のもう一つのキーワードになります。
サンゴの養殖について参考になる動画がありましたのでリンクしておきますので良ければみてください。
今、コロナ でいろいろな規制がかかっていますが、コロナ の影響はサンゴにとってはいい影響もあります。一方で人が生活するためには必要な活動もあります。考えさせられます。次の動画はその状況を説明したいい動画だと思います。
同じことを目指していても方法によっては本当にいいことなのか?と疑問に思うこともあります。
私は、「思いが一緒であれば話し合いさえすれば良い」と思います。お互いにいいところを見つけ合うとより良いものができるのではないかと思います。この本では、とても素晴らしい解決方法を思いつきますので、ぜひ、その点も楽しんで読んでもらうといいと思います。
より深くサンゴ礁の問題を見たい人はいい動画がありますので見てください。小学生の低学年には厳しいかもしれませんが、1時間30分で英語(日本語字幕有り)です。
こんな人におすすめ
なんと言っても、おすすめなのは
- マインクラフトが好きな小学生特に低学年の子
- マインクラフトの中で海の中が好きな子、憧れがある子
- ハラハラドキドキの冒険が好きな子
- 環境問題に興味がある子
です。
特に、環境問題に興味が湧き、これから社会の中心になっていくSDGsへの深い理解につながるきっかけにもとても良いと思います。
また、マインクラフト小説第一弾、第二弾の時と同様に
- アメリカンスクールコメディが大好きな人
- グレッグのダメ日記が好きな人
には、マインクラフトを知らなくても楽しめると思います。ここから、アメリカンコメディが好きになり、最後は英語で聞いたりできるようになるかもしれません。よく、英語の学習の中でリスニングを鍛えるならスクールアメリカンコメディと言いますから英語の勉強のきっかけにもいいと思います。
きっかけさえ与えれば進んで本を読んだり、調べたりしていくのが子どもだと思いますのでまずは楽しく始めるのがいいと思います。
まとめ
まとめです。
今回は、マインクラフト小説第3弾「マインクラフト 木の剣のものがたり3 かいていのひみつ」を読んでみました。
- 低学年でマイクラが好きな子に本を読むきっかけを与えるのにおすすめ
- 環境問題を考えるきっかけにおすすめ
- スクールコメディを見るきっかけにおすすめ(英語のリスニング勉強につなげる)
次巻も今読み進めていますのでまた紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考になったら嬉しいです。
第一弾、第二弾のマインクラフト小説も紹介していますのでよかったら読んでみてください。
高学年、大人向けのマインクラフト 小説は以下で紹介していますのでよかったら読んでみてください。