脳動脈瘤

脳動脈瘤経験者が納得「限りある時間の使い方」がおすすめ

脳動脈瘤発見後、色々と考えさせられる事が増えました。特に、生きる意味や自分は後何年生きられるのだろうか。手術を受けるまで、そう思っていました。

最近、本屋さんにいくと、ふと目にこの本「限りある時間の使い方」が目に止まりました。

限られた時間を意識する事は、人生を変えるきっかけになります。

私のような経験をしなくてもこの本を読めば、限られた時間に意識が向くようになります。この本を読むきっかけになればと思い、おすすめポイントを書きました。

参考になったらうれしいです。

私の脳動脈瘤体験記もありますので良ければご覧ください。

未破裂脳動脈瘤の保険適用最新治療法フローダイバーターの入院期間と手術・治療費の総額を教えます 2019年の人間ドックで5mmほどの未破裂脳動脈瘤が見つかり、コロナ もあって今まで経過観察してきました。定期的にMRIで未破裂脳動脈...

おすすめポイント

この本のおすすめポイントは

  • 人生は有限である事が認識できる
  • 効率化では楽にならない
  • やりたい事がとにかく優先

です。

忙しい、自分の時間がない、効率的にやらなくてはならないと感じている人に、ぜひ、読んでほしい本です。

要約と感想

人生は4,000週間しかない、意味のある時間を過ごそう

person holding hour glass
Photo by samer daboul on Pexels.com

要約

本書では、まず、生きている時間の短さを示します。80歳まで生きた場合、4,160週間(52週/年)になります。5,000週間もいかない現実を突きつけます。短い時間をどうするのか。ただ、流されて生きているには短かすぎる。そう訴えかけます。

感想

改めて、考えると私達が自分の意志で何かをやる事ができる時間にしたらもっと短いのではないでしょうか。あまりにも年齢が低ければ、お金も無いし知識も未熟、年齢がいけば今度は体が動かない。実際に自由に出来るのは18歳ぐらいから70歳ぐらいまでの気がします。なので実際には62年間なので、3,224週間しかないのだと思いました。本当に短いです。

自分におきかえてみると、2023年に48歳になりますから80歳までであと32年なので1,664週しかないんですね。真剣にやりたい事をやらなくてはと考えさせられました。

効率的にやっても、やりたい事はやれない

clear light bulb
Photo by Pixabay on Pexels.com

要約

本書では、「忙しくなった現代において時間が足りない」なんて、指摘は今更で、限られた時間の中で増え続ける仕事を、日々さばき続けようとしていていると、現代人の状況を説明する。しかし、忙しい事は本質的な問題ではなく、限られた時間を思うように活用できていないと感じている事だという。もし、工夫をしてより多くの事ができるようになっても、より多くの仕事か与えられより忙しくなりいずれまた同じ状況になるという。それによって、「本当にやるべきことを、やっていないのではないか」「もっと充実した時間の過ごし方があるのではないか」という感覚におそわれ、いくら効率化したとしても、人生でやるべき事ができる日なんてこないと説く。生活そのものだった時間は、時計が発明されてから、労働は時間によって管理され、効率よく使うものとなり、支配してコントロールするものに変わった。これによって、時間はコントロールできるという幻想に縛られているが、そうしようとすればするほど、時間のなさに気づきストレスを感じでしまう。であれば、時間がない事を自覚して自分には限界があると受け入れ、何に集中して、何をやらないかを意識的に選択する必要があると本書では述べてある。

感想

この内容、本当に同感です。もう涙が出てきます。私も仕事を効率化しようとビジネスハックに、取り組んだ時期がありました。効率化が好きで自動化をよくするのですが結局はようやくさばけたと思ってもすぐに増えます。本当に嫌になります。自分を効率化しても何も変わらないんです。良いように使われるだけです。

仕事で効率的にという言葉や自分がやらなければという言葉の重さにみんな押しつぶされていると改めて感じました。

大事なタスクから始め、それが終わってから細かいタスクを片付けるなんてもう無理

person holding filled pail
Photo by Markus Spiske on Pexels.com

要約

時間を有効に使う方法としてあげられる例えに「瓶に大きな石をまず詰めてから、隙間に小石や砂を詰めていく」という例えがあるがもはや通用しない。今は、大きな石である重要なタスクが多すぎていてそもそもあふれてしまっている。この例のように、大きな石を入れてから、小さな石や砂を入れるような順番を変える事では本当に大事な事に注力する事は出来ない。

大事な事に注力するためには、タスクを減らさなければならない。タスクを減らすためには3つの原則があると、本書では述べられている。

  • 本当にやりたい事を真っ先にやること、自分でやりたい事の取り分を先に決める
  • 同時進行のタスクを3つ程度にし、1つ終わるまで他の仕事は一切やらない
  • 優先度が中のタスクは捨てる

感想

確かにこの例えは、私も聞いた事がありかなり有名な話です。それが、今の時代は使えないというのは衝撃でした。確かに私のスケジュールは会議ばかりが入っていてスキマ時間にメールを見て処理しようとしても全然できないんです。みんなのために、自由に会議を入れてもらうと本当に自分がやらなければいけない事が出来ず、残業してやらなければいけなくなるという状況です。この本に、かかれている事をまさに自分かがやってしまっている事に気づかされました。3つの原則試してみます。

SNSを見てしまうのには理由がある、デジタルデトックスをしても集中力は維持できない

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要約

仕事中にSNSをみてしまうのは、目の前の苦痛から逃れるために気を紛らわしているからだ。重要な事に取り組んでも、思うようにならない現実にぶつかり限界になったとき、つまり、物事がコントロール出来ないという事が、わかった時強烈に逃げ出したくなりその結果、気を紛らわすためにSNSを見てしまうのだ。スマホやパソコンに触れない時間を、作りデジタルデトックスをしても、気を紛らわせたいという状態は続くので集中はできない。動画サイトやSNSが悪いのではなく、現実から逃れたいという欲求のあらわれとしてこのような事をしてしまうのだ。

では、重要なタスクをやり遂げるにはどうしたらよいのか。それは、「嫌だ」という気持ちを否定せずそのまま受け入れて「自分は万能ではなく、無力な人間である」とい事実を受け入れる事で苦にならなくなると本書ではでは述べられている。

感想

確かにSNSや動画サイトは見たいと思ってみるよりは何となく開いてみているという状況に近い。悪習慣なのかと思っていたが、逃避行動なんだと改めて自覚することができた。デジタルデドックスをこう言った形で否定するを初めて聞いた。衝撃的な内容だと思った。

休む時まで効率的になってない?休みもやる事リストの1つ

sunday printed on paper
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要約

何もせずのんびりと過ごす事が休みの目的なのに、時間の有効活用を意識し過ぎると、休みの日まで生産的に過ごさなければならないという事になる。そうしないと不安になるのだ。「生産性を上げるために休もう」という事が言われ、やる事リストのひとつになってしまっている。

一度きりの人生を充実して生きるためには、休みこそ将来に向けた努力や学びを忘れ楽しみに没頭する時間に当てるべきだと本書ではいう。

感想

確かに、私も効率依存症のようなところがあり、休みにやる事リストをつくりそれをしないと何もしなかったと悲しくなる事がよくある。やる事リストを作っても何気にSNSや動画サイトをただ検索して過ごす事があった。自分の逃避したいという欲求が出ているのだと改めて自覚してしまった。休みに好きな事ができるようになりたい

時間がいくらあっても一人の時間は意味がない

person standing near lake
Photo by Lukas Rychvalsky on Pexels.com

要点

現代人は、時間を貯められるだけ貯めようと、するばかりでそれを他の人と共有する事を忘れている。好きな場所で好きな時間に仕事をする(デジタルノマド)は、自由になるかわりに、深い人間関係を築く事が難しくなっている。人同士の関係やコミュニケーションを良好にするためには、自分の時間にこだわらず「みんなの時間」に参加する姿勢が大事だ

感想

私としてはこれには共感できなかった。会社内の人間関係にどれだけ意味があるのか疑問だ。それよりも、好きな場所での人間関係をつくるのが必要ではないかと思う。そのためにはデジタルノマドは、最高!だと私は思う。

やれる事をやったかどうかが、自分の生き方

person standing on hand rails with arms wide open facing the mountains and clouds
Photo by Nina Uhlikova on Pexels.com

要点

現代人が心に留めておいて欲しい言葉として、アルコール依存症の人々が前進するためのスローガンとして使われている言葉がある。

「次にすべきことをしよう(Do the next right thing)」

時間を有効に使ったといえる唯一の基準は

自分に与えられた時間をしっかりと生き、限られた時間と能力の中でやれる事を、やったかどうかだ

自分だけの一歩を、ふみだそう

感想

限りある時間、、、脳動脈瘤で死を認識した私にとってはとても共感できる言葉です。生きていると時間は無限にあるような錯覚におちいります。明日でもいいかと思ってしまう。今できる事、やりたい事をとにかく優先しなければならない。

まとめ

まとめです。

  • 人生は4,000週間しかない
  • 効率化をしても忙しさは減らない、むしろより多くの事をしなければならなくなる
  • 優先度をつけてもタスクはあふれてしまうのが現代社会、やりたいことを先に決めそれ以外はすてよう

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。参考になったらうれしいです。

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