2019年の人間ドックで5mmほどの未破裂脳動脈瘤が見つかり、コロナ もあって今まで経過観察してきました。定期的にMRIで未破裂脳動脈瘤の経過観察をしてきたのですが、2022年1月の検査で形状の変化(こぶの上にこぶができているのではないかとの疑い(ブレブというそうです))があり、2022年2月に血管造影にて確定検査を行ってもらいました。
幸いなことに形状変化はしていなかったのですが、この2年間未破裂脳動脈瘤の恐怖に怯え精神が病んでしまっていて軽い鬱症状になってしまっていました。いい機会なので、思い切って治療をすることにしました。2年待った甲斐があり、今まで1mm以上の大型の脳動脈瘤が対象だった治療方法であるフローダイバーターの保険適用が拡大され私のような5mm程度の脳動脈瘤でも適用ができるようになりました。確定診断をしていただいた某大学病院ではこちらのフローダーバーターでの手術ができ、日本でも有数の脳外科の先生が昨年から赴任されているということで、私の脳動脈瘤の治療方法として最適であるということで今回こちらのフローダイバーターでの治療を受けることにしました。
未破裂脳動脈瘤の治療方法として、クリッピングやコイル塞栓術についてはかなりの情報があるのですが、今回のフローダイバーターについてはまだあまり一般的ではないので、入院中の様子を伝える情報や費用についての情報がなかったので経験をしてきた私の情報が少しでも同じ病気を抱えた人に役立てばと思い公開することにしました。
最終的な確認は、主治医にご確認ください。
参考になれば嬉しいです。
フローダイバーター手術の入院期間
フローダイバーターの手術の入院期間ですが、私が入院したときにはいくつかの日数の提示がありました。
- 手術同意書の説明書き・・・約1週間
- 入院診療計画書の入院期間・・・2週間
- 手術後に医師から聞いた入院期間・・・早くて1週間
でした。
最終的な私の場合の入院期間は
9日間(9日目に退院)
<入院期間の内訳>
- 手術前日から入院・・・1日(一般病棟)
- 手術当日・・・1日(12時から始まり、約3時間。以降はICU(半日)。)
- 術後・・・6.5日(一般病棟に移る)
- 退院・・・午前中退院
フローダイバーター手術と入院にかかる諸費用
私の場合、保険が効くというので安心していたのですが、ふと病院内の掲示板に貼られている高額医療に不安になりました。
その張り紙には、心臓関係の手術で20日間入院で120万円とあったからです。まさかそんなことはないよなと思いながらも不安になり、前日に概算でいくらぐらいかかるのかを確認しました。事務の方からの回答は「100万円行かないぐらい」という話でした。
しかも、退院時に一括で払わなければならないということにびっくりしました。
私の場合は、妻の付き添いとかはなかったので退院時までに用意しなければなりませんでした。ATMでは最大で1日50万円までおろせるのですが、全然足りません。銀行の窓口から下ろすためには届出印が必要だったりでこれもダメでした。
私の場合は、現金とクレジットカードでの支払いに分けることで解決しました。
それでは、私の場合の費用を実際の領収書と合わせて公開します。
ということで、結果、私の場合は全部ひっくるめて
総額:986,500円(税抜き、3割負担)
※入院では、5人部屋が空いておらずベット差額代として室料が1日5,000円ついています。
いやーびっくりの金額でした。
緊急で脳動脈瘤の手術をしない場合は、是非とも限度額適用認定証を発行してもらうことをおすすめします。
限度額認定証の申請(問合せ窓口)は
- 国民健康保険・・・お住まいの市区町村または国保組合に確認
- 社会保険・・・加入されている健康保険組合または勤め先
最終的には、保険適用され限度額以上は戻ってくるのですがどうしても退院直後の窓口支払いは必ずしなければならないのでお気をつけください。
まとめ
まとめです。
- 未破裂脳動脈瘤にフローダイバーターでの手術には保険が適用できる
- 入院期間は9〜14日程度
- 入院にかかる費用は保険適用(3割負担)で100万円弱(9日間入院)
- 事前に限度額適用認定証を取得しておくのがおすすめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考になったら嬉しいです。